鍼(はり)とは

鍼治療とは、体表に極めて細い金属鍼を刺入し、身体の自然治癒力(ホメオスタシス)を高める東洋医学的治療法です。
経絡(けいらく)と呼ばれる体内のエネルギーラインや、経穴(けいけつ/ツボ)と呼ばれるポイントに刺激を与えることで、
気血の流れを整え、痛み・しびれ・自律神経の乱れなどの改善を図ります。

絆紡堂鍼灸院では、東洋医学の理論と現代医学的知見を融合し、
患者さま一人ひとりの体質・症状・体格・筋肉量に合わせて、
鍼の太さ・長さ・刺入深度・角度を細かく調整しています。


🔹「響き(ひびき)」の重要性

鍼治療中に感じる「ズーン」とした重みや、鈍い刺激、しびれるような独特の感覚を【響き】と呼びます。
これは、鍼の刺激が経絡や筋膜を通して身体の奥に伝わる証拠であり、
治療効果を高めるために欠かせない反応です。

絆紡堂鍼灸院では、この【響き】を非常に重視し、
患者さまの体の反応を丁寧に観察しながら、最も心地よく効果的な刺激量を探っていきます。
過度な痛みを伴わないよう細心の注意を払い、安心して施術を受けていただけます。


🔹使用する鍼について

当院では、基本的に**個人専用鍼(MYハリ制)**を採用し、
滅菌・保管を徹底した安全な鍼を使用しています。
また、症状や治療目的に応じて、**ディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)**も併用し、
衛生面・効果面ともに最も適した方法を選択します。


🔥 お灸(きゅう)とは

お灸とは、ヨモギの葉を乾燥・精製した「艾(もぐさ)」を用い、
熱の刺激によって体の循環を整え、冷えや痛みを改善する伝統的温熱療法
です。

温熱刺激により、血流促進・免疫力向上・鎮痛効果が得られるとされ、
現代医学的にも自律神経の調整効果やホルモンバランスの安定が報告されています。


🔹間接灸(かんせつきゅう)

もぐさを皮膚に直接乗せず、台座や隔物を介して温熱を伝えるお灸です。
当院では**「長生灸」**と呼ばれるタイプを使用しており、
市販の「せんねん灸」に近い、やさしく心地よい温度感が特徴です。

熱感は数十秒でピークを迎え、火傷の心配はほとんどありません。
冷え性・肩こり・自律神経の乱れ・月経不順などに広く用いられます。


🔹直接灸(ちょくせつきゅう)

皮膚の上にもぐさを直接置いて点火し、
患部の反応点(ツボ)に熱刺激を与える伝統的な手法です。
間接灸よりも熱感は強めですが、
慢性的な疾患や免疫機能を高めたい場合に効果的です。

施術の際は必ず患者さまに説明・同意をいただいたうえで行い、
施灸後は漢方薬軟膏を塗布し、水疱や炎症を防止します。
一時的に灸痕が残る場合がありますが、皮膚は自然に再生し、跡は徐々に消失します。


🔹絆紡堂鍼灸院のお灸の特徴

  • 患者さまの体質・体温・症状に応じて「熱さ」を微調整
  • 熱刺激による免疫活性・血行促進・自律神経安定を重視
  • 火傷防止のための専用施灸台座と滅菌管理を徹底

絆紡堂鍼灸院では、鍼と灸を組み合わせた総合的な治療により、
症状の根本改善と再発予防を目指します。
単なる「痛みを取る」だけでなく、身体全体のバランスを整えることで、
心身ともに健やかな毎日へ導きます。